大試練に耐えて辿り着く価値のある「この世の楽園」
都美で開催中の若冲展はそのチラシに「ひと月だけの、この世の楽園」と書かれており、これを読むと、ゴダイゴのヒット曲「ガンダーラ」の歌詞~「生きることの 苦しみさえ 消えるというよ/誰もみな 行きたがるが 遥かな世界」~をなぜか思い出すのです(笑)。報道によれば、会場はかつてない大行列と牛歩戦術のような大混雑だそうですが、過去数回の展覧会で若冲の作品が与えてくれた感動を想うと、この<二大試練>を乗り越えた先に、この世では出逢うことが叶い難い圧巻のユートピア/人生の宝が待っている、と信じてやみません。なかでも、東京で一堂に会するのは今回が初めて、といわれる「動植綵絵」&「釈迦三尊像」にはめっちゃ期待。「この世の楽園」への道はなかなか険しそうですが、ガンバル! ぜひ、見たいですっ!!