ファン・ゴッホの「日本の夢」
ゴッホが浮世絵など日本から受けた影響を探るという今までにない視点で構成された展覧会。ゴッホはどの作品からどのような影響を受けたのか、実際に作品を見ながら、探ってみたいと思います。日本で初めて見られる作品、今回見逃すともう見られないかもしれない作品、初公開を含めた貴重な資料や浮世絵作品が展示されるというも魅力的。
ゴッホが浮世絵など日本から受けた影響を探るという今までにない視点で構成された展覧会。ゴッホはどの作品からどのような影響を受けたのか、実際に作品を見ながら、探ってみたいと思います。日本で初めて見られる作品、今回見逃すともう見られないかもしれない作品、初公開を含めた貴重な資料や浮世絵作品が展示されるというも魅力的。
ゴッホがこれほどまでに日本に傾倒し理想郷として見ていたとは知らなかったです。南仏アルルの地で、日本を夢見て描いた希望に満ちた明るく穏やかな絵画。一方、耳切り事件以降に精神病の発作に苦しめられていたころのうねるような力強い筆のタッチを使った絵画。どちらも非常に引き付けられます。
今回、オランダ ファン・ゴッホ美術館をはじめ世界の名だたる美術館が所蔵する作品や個人コレクションに入っていてほとんど公開されることのないめずらしい作品が一堂に会するとのことでとても楽しみです。
個人的には、エジプト美術・中国美術・日本美術に惹かれました。陳容 の九龍図巻圧巻です。白髪の老いた龍が若い龍に教えを授ける場面は楽しめました。ガチャガチャや撮影コーナーもあります。蕭白も一蝶も、このまま日本にいてほしいですね。
ボストン美術館が所蔵するコレクションの中から、日本初公開となる作品を含む選りすぐりの80点の名品を紹介する展覧会。今回は幅広いジャンルを、一気に楽しむことが出来るのが最大の特徴です。東西、時代を超えた多種多様な一流の芸術に触れることができる素晴らしい機会でした。
古代エジブト美術、中国美術、日本美術、フランス絵画、アメリカ絵画、版画と写真、現代美術と七章にわたり展開されますので、各章のボリュームは少々おさえて、幅広く総合的にボストン美術館のコレクションに触れられるのがポイントです!ですので、お子様連れでも飽きずに楽しく鑑賞できるのではないかなと思いました。
一番印象に残ったのは、やはり「涅槃図」。すっかり見入ってしまいました。「風仙図屏風」も素晴らしく。フランス絵画も本当に美しい絵ばかりで。モネの「アンティーブ、午後の効果」がとても気に入り、ずっと眺めていたかったです。
ボストン美術館の「美術品は皆のものという哲学」に基づき、今回の展覧会も実現し、日本にいながら素晴らしいコレクションを鑑賞できて幸運に思います。
古代エジプト美術から現代アートまで、とてもレベルの高い名品揃い。印象派がメインだと思っていたのですが、古代エジプト美術、中国絵画もよかった。英一蝶《涅槃図》は、人物・動物の表情や衣装などとても細かく美しかったです。解説も詳しく、子供でも楽しめる展覧会だと思います。
日本にいながら、ボストン美術館の古今東西、多種多彩な80点を鑑賞できる本展覧会、とっても楽しみです。フランス絵画もモネ、ルノワール、セザンヌ、ピサロと好みのラインナップで楽しみですが、英一蝶の涅槃図が非常に気になっています!
ボストン美術館の所蔵品を広く紹介する展覧会ですが、とてもレベルの高い名品揃いで見応えがありそう。特に中国絵画、フランス絵画の名品、ボストンでもめったに見られない初の里帰りとなる英一蝶《涅槃図》は楽しみ。