東京文化会館(散策ガイド)

施設概要

竣工:1961年(昭和36年)、設計者:前川國男(マエカワ クニオ)

日本の近代建築の旗手・前川國男によって、東京開都500年を記念して建てられた音楽ホールです。モダニズム建築の代表作としてコンクリート打放しの大きな庇(ひさし)が特徴です。

前川氏の師であるル・コルビュジエが設計した国立西洋美術館の前にあることから、各所で、西洋美術館を意識し、双方の建物の調和に配慮しています。

また、この会館に併せて著名芸術家たちの作品が多数制作されています。大ホールの壁面彫刻は向井良吉の作品、小ホール壁面・1階エントランスロビー等の金色のタイル・前庭の石のベンチ・後庭の彫刻などは流正之の作品、緞帳(どんちょう。現在は撤去)は、脇田和らによる作品などと、音楽ホールにふさわしく、前川とさまざまな芸術家たちが作品を通してシンフォニーを奏でています。

入館料:イベントにより異なります